作成日:2021/01/14
新型コロナウイルス感染症下での 労働者への心理面への影響と対策について
新型コロナウイルス感染症などの緊急事態は「特殊災害」と称されています。
災害そのものとは別の大きな社会的混乱(経済的問題・報道の混乱・噂やデマ・陰謀論の流布・情報発信者への不信・特定集団への攻撃(差別や中小・責任転嫁など)といった社会現象が起きるといわれています。
精神面にどのような影響があるか?
・不安・恐怖感の出現
・一般的ストレス反応(不眠・イライラ・落ち着か
なさ)などの高まり
・身体面の不定愁訴の出現・増悪
・精神疾患(睡眠障害、うつ病。不安障害)などの発症、再燃・再発、増悪
・主観的健康感の低下
・健康観の変化
対策1 安心して働ける環境の確保を!
・災害対策に関する管理体制の確立
・精神保健・心理社会的支援の介入ピラミッド
による組織体制の強化 (下図)
・安心して仕事ができる環境の整備
・各労働者に適切な行動を促すこと
対策2 個人レベルでの対策のための助言を!
・メディアでの情報収集を制限し信頼できる
公的機関等の情報に絞る
・知人や親しい人と間接的な交流をはかる
・からだを動かす
・生活リズムを整える
・規則的な睡眠を確保する
・気晴らしを見つける
・セルフチェックを定期的に行う
・心の悩み相談を周知する(下図)
・デイリーミーティングをする
※参考 日本産業衛生学産業精神衛生研究会HP
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