作成日:2026/07/29
介護あれこれ
父は、少し暑さを感じはじめた日の深夜、一人で永い眠りへと旅立った。 遺族である私たちは、喪失した実感がなく、まだその悲しみに十分触れられていない。
なぜ人は、故人に花を手向けたくなるのだろう。
父を支えてくださった方々の顔が次々と浮かぶ。
直接手を貸してくださった方々と、どのように父を偲ぶのがいいのだろう。
毎日のように支援してくださった方々は、燃え尽きてしまっていないだろうか。
父と一緒に自治会などを行っていた人たちにどのように伝えていこうか。
歩いていてふと、空を見上げた。
こんなにも澄んだ青が、いつも私の住む地球から見えていたのだ。
そのことを、すっかり忘れていた。
確かに自分の周囲に父をはじめとする何かがずっといてくれている。
この出来事の少し前にお客様の一人が同じことを話してくださっていたことを思い出す。
宗教は私たち家族は信じていない。
けれど、私の中に私とすべてのものが一緒にいる。そんな確信が、そっと心の内側に灯っていた。
社会保険労務士として、そして「すべての人の個人の尊厳を守りたい」と願う一人の人間として、 私なりのレクイエムを始めよう。







