林ひな子column
林ひな子column
作成日:2024/03/07
権利擁護:「主体性を支える支援ツールの研究・開発の研究発表会」に行ってきました。2024.03.07




私は、権利擁護、成年後見、社会福祉の第三者評価を行っているNPO法人の監事もしており、
社会的養護施設や障がい者施設、高齢者施設のお客様も多いため、この権利擁護について
自己啓発としても学習しています。

今回、大阪法人後見協議会さんが協力、四天王寺大学「意思決定支援研究会」主催の
「主体性を支える支援ツールの研究・開発の研究発表会」があると情報をいただいて、
令和6年3月2日、ほんの少しの時間でしたが、参加させていただいてきました。

資料※によると、
「成年後見制度利用促進基本計画2017.3の第一期計画では、成年後見制度の利用者本人がメリットを実感できる制度・運用への改善を進めることが目標とされ、意思決定支援の在り方についての指針の策定に向けた検討が始まった
第二期計画では、本人の意思決定支援や身上保護に焦点化した成年後見制度の運用を重視している」

「本人の意思を尊重しながら、本人の財産を、本人の生活の質を向上させるために、自らの有する権限を適切に行使することが求められている」

とのことで、

2026年に向けて、民法の改正のために法制審議会が開催されているとのことです。


どうしても後見制度というと、お金に注目が集まりますが、○○がしたい、やってみたいといった意志表示を後見人が感じ取って、実現できるかというと、どうなんだろうと思いませんか?
そのための意思決定支援の実現に向けたチェックリストを作成され、発表なさったとのことです。


どんな人にも個人の尊厳はあり、自分らしく生きる権利があると思うのです。
これは後見制度にとどまらず、社会福祉の施設の利用者に限らず、私たち個人個人にもありますよね。私は、この個人の尊厳を守るということに興味を持っています。
どのような方法で このことを世の中に広めていくのか、模索しています。

主体性を支える支援ツールの研究・開発の研究発表会資料





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