林ひな子column
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作成日:2021/02/17
ある園長の老齢年金のご相談にのりました。



 ある園長の老齢年金のご相談にのりました。

 守秘義務があるので、具体的なことは書けないので、感想をお話ししますね。

 一般的に園長先生は園の中でも賃金の総支給額が高いですよね。そして賞与もある程度の額が、法人から支払われています。そして、たたき上げの先生ですと、短大などを卒業してずっと園で働いているわけですから、厚生年金の期間も長いのです。

 
 園負担分と賃金から引かれる厚生年金保険料の額を合わせて長期間支払っているにしては、少なく感じますよね。現役の園長先生ですから、賃金の支払いがあるため、支給停止になっており、賃金額は賃金表で決めていますし、年度途中で変えることはできません。

 退職となると、前年度の収入が住民税に響いて退職後は支出の計画に入れておかなくてはならないでしょう。雇用保険をかけておられる場合も何歳でやめられるかも考えなくてはなりません。社会福祉法人の園の場合、退職金については、最後の6か月が算定の対象となるとのことですから、そのあたりも気になるところですね。

 園長先生の環境もありますし、その環境に応じてご自身で未来をどうするか決めていかれることになるという結論になりました。

 退職金と年金で老後のシュミレーションをたてず、今後は様々な収入源を創ったりすることも含めて視野に入れないといけない時代になりそうです。私もしっかりとお金と向き合わなくちゃ〜。




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