林ひな子column
林ひな子column
作成日:2021/01/03
精神的にも物理的にも欲しい気持ちの余裕。



私のお客様の園でも比較的園が安定していたと感じる園長先生は何をしていたのかという話をしたいと思います。

ここでの安定していたというのは、保育士さんが疑心暗鬼にならず、
一体となって感染予防や子ども、保護者の心に寄り添っていたということを指します。

お客様のどの園でも園長先生がしっかり陣頭指揮をとられていますが、
特に、安定しているなと感じたところは、
日ごろから、保育士や看護師、栄養士、調理師、指導員などと意思疎通ができていること、
そして意見や気持ちを聞く心のゆとりと物理的なゆとりがあることでしょうか。

ある園長先生は、保育連盟の役員をされておられますが、
半日いない日は黄色 丸一日いない日は赤色のシールをご自身の手帳に貼っておられ、
赤色のシールが多くならないよう気を付けているのよ〜と
ゆとりをもって園の運営にあたるよう心掛けておられました。

よく経営者の方向けの自己啓発本には、自分がいなくても会社が回るように、
職員教育をしっかりしておく、
決裁事項をはっきりさせておくなどと、
書いてあることがありますが、
どうやら保育所や社会的養護施設には通用しないのではないかと私は感じています。

精神的にも物理的にも気持ちの余裕は職員さんや子ども、利用者と接する際に、
そして対局を見極めるなポイン大切なポイントですね。

私自身も3,4年前から厚労省の委託事業や委託事業の委員、第三者評価の評価者など、様々な役割をいただいて、やるたびに一回り人間的に大きくなれたと感じていますが、
去年の新型コロナウイルス感染症で、シンギュラリティポイントをちょうど超えた今、
対局を見極める時には余裕と気持ちの気軽さが大事なんだと感じています。

さて、3が日、とってもまじめな文章を書いてしまいました。
文章にも余裕が欲しいな〜。
ではこの辺で!

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