林ひな子column
林ひな子column
作成日:2020/08/31
農作業をして初めて痛感したこと



昨日、友人がされている和歌山県橋本市の畑に行ってきました。
私は東京生まれの東京育ち、その後大阪に引っ越し30年近くなるのですが、
衣食住をはじめとする消費生活に違和感を感じ始めていました。

また、うつ病をはじめとする精神疾患には農作業がいいと
障害者施設のお客様から聞いたこともあり、
実際にわたしが、農作業をしたらどんな風に感じるのか
知りたかったのです。

遠くから農作業をしている農家の方々を見ると、
ゆったりしていて、ほのぼのしていいなと思っていたのですが、
実際にしてみると、そうではなく、体力温存のために、
作業をしては、休憩、作業をして休憩になります。
(特に昨日は37度で熱中症に要注意の天気でした)

私は、事務仕事ですから、法律の情報で、打ち合わせしたり、
PC に向かって仕事を終わらせられますが、
天候などの環境に左右される農作業をして、
思うようにいかないのが当たり前なんだということが
わかりました。

そう、本来は、思うようにいかない環境の中に私たちはいて、
様々な社会資源を投入して安定した中にいたのですね。

わたしたちは、新型コロナウイルス感染症で、
今までとは全く違う生活様式をしなくてはならないと
思っていますが、実は、ほんの少しの間だけ、
表面的に安定した生活をしていただけで、
本来は 環境に左右されるところにいたのでしょう。

このようなことで イライラが募るのは、
自然界からすると、なんともおかしな話なのかもしれません。


また、ほんの一日お手伝いをしただけですが、
地に足がついた感じがします。
普段は頭だけと手だけで仕事をしていて、積極的に体を動かしたり、
スポーツをしたりしなくてはと思っていましたが、
真逆だったのですね。

食べるために作物を作り、食する。
それだけなのに、こんなに大変な作業をしているとは、
思いもしませんでした。


いただいたイチジク。冷蔵庫にいれて冷やしています〜。
食べるのが楽しみ。

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