林ひな子column
林ひな子column
作成日:2018/10/10
「求人票のどこを見て就職先を選ぶか そのポイント」について



「求人票のどこを見て就職先を選ぶか そのポイント」について



・地域によって大きく差だ出た回答「通勤時間」
都市部にある学校→電車で1時間ぐらいまでは通勤可能
         実家を出て一人暮らしをするのもいとわない

地方の学校→実家を出ての一人暮らしなんて考えられない
      実家から車で15分〜30分が通勤時間の限界 それ以上かかる園は選ばない
      できれば15分以内がベスト


・家賃の補助などが充実している地域もあるのでそんなところで働いてみる気持ちはありますか?との質問の回答

地元からは離れたくない
都会にはオシャレなお店がたくさんあるけど、私には地元のショッピングモールで十分
お給料が高いのは何となく知っているけど、都市部に就職気にはなれない

・都市部にある保育施設のイメージについて
保護者対応が難しそう
園庭がない

・就職先を決めるポイントとしてどの地域の学校からも得られた回答
休みはどれくらいあるのか
給与の額・手当について
残業はどれくらいあるのか
採用試験の具体的な内容

どんな保育をしているのか
園の雰囲気はいいのか
職員と子供の人数割合

口コミサイトを参考にする

これらの回答から 
採用試験の具体的な内容についてはピアノに苦手意識を持つ学生が多いためこのような回答があったとみられ、求人票に具体的な試験内容の記載がない求人票は敬遠される傾向にある

施設見学をしてもらうことでミスマッチを防ぐ
保育実習を受け入れるなどオフィシャルな関係性だけではなく日ごろから緩やかに養成校とつながることも必要

就職先検討(複数回答可)のデーターは以下です。

公益社団法人全国私立保育園連盟 調査部による
保育士養成校在校生における求職傾向調査報告書から
調査期間平成29年11月から平成30年2月



と締めくくられています。
 実際に保育実習を多く受け入れている保育所は求職者が多く保育士が集まりにくいというお話をあまり聞きません。もっとも興味深いのは休みや給与の額、残業について就職先を選ぶポイントとなっている点で、どのような保育をしているのかという点と園の人間関係についても重要なポイントであることです。

 どのような保育をしているのか、HPや普段の保護者会などで発信をしていますか?
様々な保育園に伺うと、第三者である私から見ると 他の園ではやっていない保育をしているのに、うまく表現できていなかったり、発信がなされていないケースがあります。
 
 また、どのような保育を目指しているのかの部分を在職している保育士や栄養士、看護師と一緒に考え実践していくことも定着につながるポイントです。


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